一月にご注文いただきました46mm高の定番カーボンのインプレをお送りいただきました。お客様は北海道の方で、1月末に納品いたしましたが屋外で乗れるのは4月からです。10月に感想をお送りいただきましたので約半年乗られました。雄大な大自然の中で楽しんでおられます。乗られる期間は短いと思いますが密度の濃い楽しみ方をされていると想像します。
ホイール内容は下記の通りです。
リム 28mm幅46mm高 穴ナシリム使用
ハブ ノバテック A291SB 20H F482SB 24H
スポーク wing21 黒
ニップル Squorxpro ブラス 黒
手組ホイールファンの宣伝になるのですがこのリム、ハブを使えばこのような乗り味になるのかという参考になると思います。お客様了解を得ています。以下インプレの全文です。
感想を少しですが書きましたので送ります。
まず外見ですが迫力ある見かけで満足です。スポークワッシャがワンポイントで、走ると金色の輪に見えます。
タイヤはGP5000の25Cで600kPa入れたときの外幅は27.5mmでリム外幅と同じくらいになります。
ちなみに他のホイールでもタイヤとチューブは同じ銘柄です。
使用する前にハブを分解しグリースを追加しました。
分解説明をホームページにアップしていただいており、ありがたかったです。
フリーの爪を立てるスプリングがゾンダの倍くらい太く、折れの心配は当分不要と思いました。
46mmホイール走行開始は5月6日で、4月はゾンダで冬眠からのリハビリ走に当てておりました。
乗り出し最初期の感想は以下です。
ブレーキはよく効きまったく問題ない。
横風あおられ具合は想定内。これ以上だと怖いかな。
しっかりした真円のものが転がっている感じがある。かといって硬質な振動が多いことはない。
走り出しの重さは普通。重くも軽くもなく上りの不利は感じない。
ダンシングすると予想より自転車が前に出るので体の動きを調節する必要あり。
肝心の空力ですが、自分にはそんな気がする程度しか感じられませんでした。
キシリウム・プロはこの46mmホイールよりいくらか軽いのですが、軽さはすぐ感じることができますから、ものの感じかたは難しいと思った次第です。
そんなことで自分の鈍感さに落胆しつつ乗っていたのですが、一方、普段走る区間の記録は更新していきました。
途中2回キシリウムプロに変えましたが、今まで5か月間3000kmちょっと使用して、空力に関しては別の感想を持つようになりました。
自分が思うよりずっと低速から恩恵があり、それが連続的かつ変化点がないので判りにくいのだと考えています。
向かい風やライド終盤でチカラが残っていないなど条件が悪いときほど違いがわかります。
こんなとき他のホイールだと失速感が強く、前に進むのを手伝ってくれません。
もう一つは、例えば下りの勢いを殺さないよう重くなるペダルに逆らって上りを越えて行くような状況で、このホイールはとても踏み心地がいい、パワーをかけて行けます。かかりがいいと表現されることかもしれません。
今年も来月には乗れない季節になりますが、こんな感じで楽しんでおり、本ホイールを入手したことに満足しています。
手組様が長くホイール作りを続けられるよう願っています。
ありがたい感想文をお送りいただきました。