451ミニベロホイールの作製依頼

ハブとリムはご自分で用意するということでお送りいただきました。真っ黒のアルミリムとリディアというブランドのミニベロ用ハブです。

こちらで用意するのは黒スポークと黒ニップルです。

Ridea ミニヴェロ用ハブ
451アルミリム 439g

ミニベロホイール作製ではスポークの準備がポイントになります。バテッドスポークでは短いスポークを準備するのは難しいようです。ストレートスポークでしたら長さ調整のためカットは自由がきくので手に入れやすいです。

リム径が小さいので通常のニップル回しでは扱いにくいのでニップルは後ろからでも締めることが出来るニップルが扱いやすいと思います。最近ではダブルスクエアタイプかDTのSquorxProのブラスニップルをよく使います。後ろから回すことが出来るので締め増しの時には有効でお勧めします。

今回のホイールは前輪はラジアル組、後輪は2クロス組で組み上げます。スポーク、ニップル共に黒ですので出来上がりは精悍な感じがします。

スポーク長が短いのでニップルの反応はシビアに出ます。少し回しただけでもリムの位置は大きく反応します。一言で言いますとミニべロの組み上げはとても難しいと思います。

通常の700cのリムとは全く違いますので大径のホイールを組む感覚で組み立てようとしますとなかなかうまく振れが取れません。振れが取れてもスポークテンションは均一になりにくいのでかえって時間が掛かってしまいます。

ではどうすればうまくいくのか?答えはゆっくりやることです。通常の700cのニップルとは違う反応ですので、先ずは緩めのテンションで作ってみてあとはゆっくりスポークテンションを確認しながら組み上げていくのがいいようです。

組み上がりはリムの精度で決まります。精度が良くないリムは当然組みにくいものです。カッコイイからと言って昔のリムでホイールを作るのは難しいです。最新のリムを選べれるのが良いと思います。

前輪 635g 
後輪 780g

組み上がりました。

前輪635g、後輪780g前後で1415gです。ミニべロながら意外と重い出来上がりです。しかしホイールは軽いだけが良いホイールとは限りません。重い=剛性があるということでもあります。ご感想が楽しみです。

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