アルミチューブラーホイールのご注文

昨年キシリウムホイールとアルテグラホイールの2ホイールを調整依頼いただきましたお客様よりチューブラーホイールのご注文をいただきました。

以下ホイールの詳細です。

TNI cx22 421g
前輪 HB-RS400 151g
後輪 FH-RS400 366g

リム TNI cx22 前輪28穴 後輪32穴

ハブ 前輪 シマノ HB-RS400 28H 2クロス組

ハブ 後輪 シマノ FH-RS400 32H 3クロス組

スポーク 前輪 TB2015 シルバー

スポーク 後輪 左TB2015 シルバー

スポーク 後輪 右TB2018 シルバー

ニップル ダブルスクエアニップル シルバー ブラス

チューブラーホイールはリムの形状がクリンチャーリムと比べてシンプルな作りなので軽量にできます。タイヤも選択肢は限られていますが軽量且つ転がり抵抗が少ない優秀タイヤが多いためプロやハイアマチュアの方々が今のクリンチャー、チューブレスの時代に関わらず愛用される人が多いです。リムとタイヤを併せてホイールの外周部が軽くできるメリットがあります。決戦用にはチューブラーという人が多いのも事実です。

高価なカーボンホイールでなくても今回のご注文ホイールのように外周部がとても軽量に仕上がるため、アルミチューブラーでヒルクライムに挑戦される方もおられます。おススメします。

リムは前後で約1万円、ハブは前後で約9000円の安価なシマノティアグラハブを使います。今ティアグラ、ソラなどシマノハブは昨年来一気に価格が上がりました。しかし上がったといいましてもブティックブランドのハブと比べますととても低価格なので使いやすいです。しかも性能は優秀です。

シマノハブのメンテは個人でも出来るように作ってあります。こまめにグリスアップを行えば20年でも30年でも使えます。ハブのメンテナンスを考えますとシールドベアリングを使った台湾ハブよりもメンテナンスはシマノハブの方がやりやすいかもしれません。

シールドベアリングを使ったハブはベアリングを取り換えれば新品に戻ります。シールドベアリングはメンテがいらないと言いながらもメンテは必要です。メンテするにはフリーを取り外してきれいに掃除後グリスを塗ります。ベアリングのグリスアップは不要です。ベアリング取り換えが必要ならそっくり取り換えですがその取り換えはとても面倒です。ハブのメンテナンスを二者択一で考えるのでしたらシマノハブの方に軍配が上がりそうです。

スポークですが、前輪は中央部が1.5mmの細いスポークを使っています。後輪は左が1.5mm、右が1.8mmにして剛性をあげています。

全体としましては細いスポークを沢山使って地面からの衝撃を吸収して乗り心地を和らげています。多スポークホイールの良いところはここにあります。

前輪721g
スポークテンションが均一です
後輪1005g
スポークテンションが均一です

前輪721g、後輪1005g前後で1726gと多スポークホイールの割には軽量で仕上がっています。 タイヤを取り付けましてもチューブラーの場合とても軽量にできます。ホイールの外周部がとても軽くなりますので漕ぎ出しはとても軽いです。通勤のストップアンドゴーを繰り返す乗り方ならば最適なホイールといえます。お客様のインプレが楽しみです。

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