7月24日に記事にしていますカーボンホイールから取り出しましたハブを使ってもう一つアルミホイールの作製をご依頼いただきました。一つのホイールより2種類のホイールを作ることになりました。ありがたいことです。
カーボンホイールより取り出しましたハブはノバテックの軽量ハブです。当初お返しする予定でしたが新しくアルミホイールを作ることで再利用いたします。新しくご用意する部品はリムとスポーク、ニップルです。
リム TNI AL22W20・24H
ハブ ノバテックA291SB F482SB カーボンホイールより取り外した部品の再利用
スポーク 前輪 TB2015 2.2/1.5/2.0mm
スポーク 後輪左 TB2015 2.2/1.5/2.0mm
スポーク 後輪右 TB2018 2.2/1.8/2.0mm
ニップル ダブルスクエア


今までに何度もこのブログ記事で紹介していますホイールです。AL22Wリムは軽量ながら剛性があります。縦ブレの取りやすいこのリムはチューブレスレディーです。チューブレス用のリムテープを巻き、バルブとシーラントを用意すればチューブレスホイールとして使えます。
スポークは中央部が1.5mmの細いスポークを使って乗り心地を柔らかくしています。後輪ドライブ側は中央部が1.8㎜の少し太いスポークを使って剛性を上げています。
細いスポークはねじれ易いので取り扱いは難しいスポークですがねじれ防止をしてうまく使えば利点の多いスポークです。一般にはCX-RAYのような扁平スポークが空力の面で良いといわれています。しかしあるホイールメーカーの風洞実験では1Wの差があるだけです。高価なスポークを使わなくても高性能のホイールは作れます。
出来上がりホイールは前輪666g、後輪876g前後1542gと軽量です。手に入れやすい汎用部品で作りましたホイールです。練習すればだれでも作れるホイールですがどれも同じ出来栄えではありません。。ブランドホイールではないのですが同じグレードなら勝負できるといつも思っています。