ゾンダホイール、スポーク替えのお勧め

カンパニョーロのアルミホイール、ゾンダは皆さんがいいホイールだと認めています。自転車屋さんではゾンダかレー3を買っておけば間違いありませんと勧めてくれます。いわばアルミホイールの指針的ホイールです。

しかしゾンダに長く乗っていますといくら名ホイールでも不満が目立ってきます。

先ず考えられるのは剛性不足です。ゾンダは前輪16本、後輪は2:1組の21本でスポークが構成されています。空力とホイール重量を意識されているのでしょう、スポーク数が少ない設計です。

ホイールの剛性はスポークの総面積に比例しますので体重が75kg以上の脚力ある方には少し剛性が足りないとホイールです。いくら自転車さんが勧めてくれるブランドホイールでも剛性が足りなければ不満が出ます。

上 ゾンダより取り出したスポーク 下 DT コンペティション
前輪16本で83gでした

ゾンダ前輪スポークを取り出して重量を量ってみると16本で83gでした。1本5.2gです。DTのコンペティションは16本で100gなので1本6.3gのスポークとなります。差異はほんの数グラム増となりますが太いスポークに取り換えますとホイールの剛性は格段に上がります。

先ずは後輪右ドライブ側のスポークを取り換えて剛性を上げますと走りは見違えって変わります。コーナーのハンドリングを安定させたいのなら前輪も太くされたら良いと思います。

最近ボントレガーの後輪ホイールのスポークを取り換えました。細いスポークを太いスポークに交換されたお客様がおられますので格段にホイール剛性が上がったことは実証済みです。

カーボンホイールに取り換えれば剛性は上がりますが出費も大きいです。今ゾンダに乗っておられる方で登りの時にシュータッチを経験されているパワーライダーの方には是非ともスポーク替えをお勧めします。剛性不足のホイールはシュータッチを起こしますので簡単にわかります。

ゾンダは穴ナシリムなのでスポーク替えは難しいですがひとつ挑戦するのも良いかと思います。手組ホイールファンではスポークの代金と工賃なので費用もそんなに掛かりません。ブログ記事を宣伝で終わるには恐縮しますが安価に性能アップするということでご理解ください。

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