カーボンホイールのご注文いただきましたお客様よりDTのハブが届きました。
ハブはお持ち込みのご注文です。リムは注文中なのでホイールの完成はこの月末になる予定です。手組ホイールファンでは部品の持ち込みはOKです。持ち込み費用は掛かりません。高価なハブも先にお送りいただけるのは信用していただいている証拠と思っています。
DTハブは何度も使っていますが、とてもよくできているハブなので紹介したいと思います。
メンテナンスがし易いハブです。YouTubeでDTハブのメンテナンスが解説されていますので困ることはありません。ベアリング交換まではしなくても日常のグリスアップはご自分でされたら良いかと思います。
ご自分で出来るようにDTもYouTubeに動画を上げていますので参考にされるのが良いでしょう。こまめなメンテで無駄な費用を省くことが出来ます。
ハブを調べてみますとフロントの左右フランジ幅が大きいです。フランジ幅が68~70mm前後のハブが多い中でこのハブは78mmあります。8~10mm長いです。このフランジ幅が広いことは横剛性に大きく影響します。
フランジ径が台湾ハブでは30mmが多いのです。しかしDTハブでは43mmと非常に大きいのでスポークがリムに向かう角度が大きくなるわけです。この角度をブレイシングアングルと呼んでいます。塀のツッパリ棒を想像していただければわかりますがこの数値が大きいと横剛性が高くなります。
高価なハブですが細かく数値を見ますと非常にバランスが取れた優秀ハブだと感じました。前輪用116g、後輪用213gと非常に軽量です。もっと軽量ハブもありますが軽すぎるのもやはり剛性に影響します。こんなことからも良く考えられています。
リムがまだ届きませんがホイールが完成しましたらまた報告したいと思っています。