ベテランライダーさんよりホイールの提案をして欲しいとご連絡いただきました。ご自分でもホイールを組まれる方です。お手合わせいただきたいと道場破りにこられた感じで私も少し緊張しました。
提案ホイールはアルミリムで作りました。
リムは国内では販売されていないアルミリムを使いました。いつも買っているセラーさんがオリジナルブランドを作ってはどうかと提案してくれたリムです。24mm高24mm幅オフセットが3.5mmあるリムなのでスポークテンションの左右差は大きく是正できる32穴リムです。
ハブはシマノの105グレードディスクハブ32Hです。
スポークは前輪Laser、後輪左D-light、後輪右TB2018と3種類のスポークを使い分けています。
組み方は前後ともに王道の3クロス組で組みました。
以下,お送りいただきましたインプレです。
ホイールを2ヶ月ほど使用しての感想などフィードバックいたします。
通勤、ツーリング、ポタリングで500kmくらい
山にはあまり行かず、平地メイン
・よく転がる
完成車にもローハイトのホイールがついてきますが
次元が違います。リムの素材の良さと技術力なのでしょう。
・ペダルを強く踏んだ時の懸り具合がとてもよい
一般にローハイトの多スポークホイールはこういった面で
スポーティーさが薄いと言われますが、全くそんなことは
ないです。
固すぎず、僅かにバネ感も感じられぐんぐんスピードが乗っていきます、
流石に最高速度はカーボンのディープリムには及びませんがその差は
せいぜい2〜3km/hといったところで何も問題ないです。
リアが非対称リムで左右のスポークが十分に仕事している
のとスポーク選択が絶妙だったのかもしれません。
・乗り心地
体重もあるため28c(実質30mm)タイヤを装着しているので
基本的に悪くないのですが、それでもカーボンディープと比べて
かなり角が丸いです。通勤時の歩道段差越えなどで重宝しています。
これはローハイトで細め多スポークにした恩恵ですね。
ご提案ありがとうございました。
・重さなど
カーボンホイールの場合とくらべて総重量で+200gくらい
いまのところ全く気になりません。
的確に印象を書いていただきました。及第点をいただけたようです。
多スポークホイールはやはり高速域では空気抵抗が影響するかもしれません。しかしながら乗り心地などほかの評価項目を考えますとやはり利点も大きいです。レースに出るならカーボンホイールを使えばいいわけで日常のロングライドには多スポークホイールはグッドチョイス!です。