36mm高カーボンホイールのインプレ続きです

36mm高のカーボンホイールを一度に2セットご注文いただいたお客様より使われた印象を続けてご連絡いただきました。

一つ目は36mm高のカーボンリムでスポークをサピムCX-RAYで組みました。もう一つは同じカーボンリムにDTコンペティションで組んでいます。ハブはどちらも同じノバテックの軽量ハブです。

1セット目 CX-RAYで作製
1セット目 CX-RAYで作製
2セット目 コンペティションで作製
2セット目 コンペティションで作製

以前の記事で紹介していますが今回もスポークの違いで乗り味が大きく違うことが分かりとても参考になりました。

以下インプレです。先にお納めしましたCX-RAYで組んだホイールの感想です。

 

初カーボンホイールを堪能しています。

機材のおかげで速くなったのに、自分が走れるようになったと錯覚してしまいますね。

私の周りには「走り方」よりも「機材」に興味がある方々が多く、皆さん高級品を使われています。BORAはウルトラが当たり前で、GOKISOのクライマーホイールを所有している人も何人もいます。そんな環境なので、キンリンホイールを興味深く見る人も・・・ どこのホイール?

まだ、皆さんにはカーボンホイールを披露していないので楽しみです。高級ホイールを普段使いしている方々にお貸しして違いを聞いてみようと思います。今週末、今年最後のチーム練習会でデビューします。

しばらくしまして次のメールで2つのカーボンホイールを比較されたメールをいただきました。

 

①スポークの違いによる感触について(CX-RAYとコンペティション)

通常の走行では差を感じることは出来ないレベルです。しかし、海岸線を強風の中でほぼ同じワットで走行した結果、30分の区間で1分ほど違いました。体感では感じない差ですが、タイムは3%速くなりました。これは、片道11㎞の堤防走行でラップをそれぞれ20回ほど取りましたがほぼ同じような結果になりました。巡航走行ではエアロ効果が大きく影響するようです。 漕ぎだし(信号停止からのダッシュなど)は同じテンションのホイールにもかかわらず、コンペティションの方が力強く進む感じがします。しかしCX-RAYの方は粘る感覚があり、疲労も少ないように思います。同じリムとハブ、テンションでも違いが出るのですね。

 

XR31T/RT 20/24hで組みましたアルミホイールを2年前にお買い上げいただいてきます。このホイールとの比較です。

②キンリンホイールとの比較

カーボンホイールを使うまでは不満の無かったアルミホイールですが、ホイールを交換するだけでアベレージが3㎞/hも違うと・・・ですね。リーズナブルで峠のブレーキにも心配ないことから初心者や速さを求めない人はアルミホイールが良いと思います。(ブレーキシューの値段だけでも4倍~6倍もします)

③今後の使い方

コンペティションホイールは主に通勤で使うためパンクしにくい重めのタイヤとチューブを使用することでトレーニングにもなると思います。山岳のチーム練習ではおいて行かれないようにCX-RAYのホイールを使うことになると思います。

 

以下、私のほうでまとめてみました。

キンリンのXR31T/RTアルミリムホイールとライトバイシクルの36mm高リムで作ったホイールはどちらも気に入っていただいたホイールですが性能の差は大きくあったようです。どちらのホイールも同じハブに同じCX-RAYです。

カーボンリムとアルミリムとの剛性の違いが走りの差に出ているようです。キンリンのリムで十分性能に満足していただいていましたがカーボンホイールのほうが剛性と空力で上回っているようです。スポークもハブも同じものを使っています。何度も同じところを走り比較されていますので正確な数値をもって比較していただいています。

アルミ、カーボンどちらのホイールも気に入っていただいていますが軍配はやはりカーボンホイールのほうに上がったようです。これはリム剛性が違いますので当然のことです。

同じリムでもスポークによってホイールの印象は違ってきます。また同じスポークでもリムの違いで性能が異なります。いやほんとうにホイールは奥が深いです。

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