作り終えたカーボンホイールのテンション比率を検証いたしました。
ホイールの詳細です。
リム ライトバイシクルAR46 2:1組用 チューブレス対応 穴なし
ハブ バイテックス BX301 16:8
スポーク DTコンペティション ストレイトプルスポーク 黒
ニップル DT Pro Lock Squorx Pro Head ブラス 黒
重量 869g
今回のホイールではスポークテンション比率は左73:右100です。左テンションが非常に高いホイールに仕上がっています。空力の良さは以前作成しましたホイールで検証済みです。
グラフでわかりますようにリムの品質が高いためスポークのテンションを均一化することが楽にできました。スポークテンションのバラつきは5%以下に抑えることができています。2:1組の場合左がなかなかテンションを揃えにくいのですがこのリムでは楽に均一化できています。
ストレイトプルスポーク使用の場合丸スポークではニップルを回していきますとスポークが回転してしまいます。この点がこの丸スポークの扱いにくい理由となっています。プライヤーなどで固定しながらニップルを回しています。CX-RAYのような扁平スポークを使えば回転を防ぐことができます。
このホイールは穴なしリムのためチューブレステープがいりません。リムが穴アリと穴なしでは感覚的に剛性が違うように感じています。はっきり数値で表示できないのですがリムの中央に穴が開いているリムと穴が開いていないリムでは強度が違います。メリットはただ単にリムテープがいらないという経済的な理由だけではありません。剛性の高いリムはホイールの性能に大きく影響いたします。