スポークテンションの均一化にはテンションメーターをメインに使っています。
テンションをグラフ化して緩いところ、きつく張っているところを調べると早く解決できます。
これらは私のやり方ですのでテンションメーターを使わない人もおられますし人それぞれです。
テンションメーターを使うほどでもないときとか最後の微調整で確認するときにはギターピックを使って音を聞きながら調整しています。
スポークをはねた音を聞いて張り具合を調べることは昔からなされていた方法です。指ではねればいいのですが均質な音量で聞き分けるにはギターピックがよろしいようです。簡単に音を聴き比べできます。高い音でスポークの張りが強ければニップルを緩め、低い場合はスポークの張りを強くします。
常にこの作業では逆に面倒なので通常はテンションメーターを使い最後の仕上げ段階で行っています。
ギターピックでないとダメという話ではありません。YouTubeで見たのですが、スポークを小さいハンマーでたたいて音を聞き分けているビルダーもいました。音をきいてスポークを調整する方法は意外と便利です。