インプレをいただいた方より続きの感想をいただきました。
以下評価です。
XR31T/RTホイール+チューブレスタイヤで100km走った感想
チューブレスタイヤを取り付けたので100km走ってきました。
車体はクロモリのフレームの入門ロードバイクです。
このタイヤ SCHWALBE PRO ONE 25C 、25Cにしては太めに感じるのとグリップが高いのとで、使い古しの廉価クリンチャータイヤよりも鈍重な印象だったのですが、速度計を見るといつもより1km/h速かったりして不思議な感じでした。
ホイール交換前に比して明らかに感じた変化点は以下です。
・上りが「ぐいっ」と進む
・手の神経を潰すような加速度の大きい衝撃と振動が減り、手の痺れが軽減
・足を止めたときの減速が緩やかで、巡航が楽
・50kmを超えたあたりで、以前よりも明らかに疲労が軽いのを感じる
・ホイール縦横センターが正確なのでブレーキの当たりも滑らか、制動力が滑らかに出るので挙動を予想しやすく安心感がある。長時間乗ったときの精神的な疲労が少ない。
若干の向かい風が多い行程でしたが、100km走行後の疲労感が予想以上に軽いのに驚いています。
日没で帰宅しましたが、ライトの予備バッテリーを用意してあと100kmぐらい走りたい気分でした。
私見ですが、ツーリングという状況下でこのホイールセットは以下の要素を併せ持っていると感じました。
- クランクを回す力を駆動力として路面に伝える効率が高く、ムダに捨てていたエネルギーが減っている
- 乗り手を痛めつけて消耗させるダメージ(手が痺れるような衝撃、脳や眼球が揺さぶられて視界が乱れるような激しい振動、予想と異なるブレーキの挙動による精神的ストレスやムダな握力による疲労など)が少なく、長距離走行での疲労の蓄積を緩和している
- 空走での転がりが良い(よく回るハブ、空力の良いスポークとリム)ことによるエネルギーの節約が、長距離では徐々に疲労度の違いとして現れてくる
「軽量と高剛性による効率の良さ+乗り手のダメージをやわらげる性質」を併せ持つ印象です。
ゆっくり流すツーリングでこのような効果を実感できたということは、もっと運動強度の高い走り方をする場合や、苦痛で走行距離を伸ばしかねているような状況では、さらに効果的なのではと思います。
改めて、ロードバイクを始めたけど長距離がつらくて後悔し始めているような状況の方に是非おすすめしたいホイールセットと感じました。
欠点も探したのですが、走りにおいてはちょっと見当たりません。
ローディでもないシロウトが長々と偉そうに語って恐縮ですが、それぐらい気に入ってしまいました。
私の身体能力はフィジカルエリートではなく「ロングライドがつらくて苦しんでいる準ビギナー」寄りだと思うので、そういう方がこのホイールセットを使えば、私と同様に効果を感じて走りを楽しんで頂けるものと思います。
アルミフレーム車でも走ってみて感想をお伝えいたします。