注意しないといけないことがあります。パークツールのテンションメーターは正確かどうかはわからないということです。120kgf出ているので十分張っていると思っていても実際は90kgfのメーターがあるということです。
パークツールのテンションメーターはテンションを測れるがその数値は正確かどうかです。
日本のパークツール代理店はHOZANです。こちらに問い合わせたことがあります。私のテンションメーターを校正してほしいと依頼しましたら校正はやっていませんとのことでした。
おまけにこの方はパークのテンションメーターは新品ホイールを買った時のテンションを調べておくぐらいのこととして使ってくださいと言われました。正確でないと言っているようなものです。
扱っている会社の人が言うのですから間違いありません。
ヤフオクで出品さる方のベテランビルダーさんのホイールが緩いスポークテンションで出品されていたことがあります。
なぜこのことが分かったかというと私は校正装置をすでに手に入れましたのでこの方のテンションメーターを校正させていただいたことがあるのです。
私のほうにテンションメーターを送っていただき100kgf、120kgfと張ったスポークをテンションメーターで計測するという方法で測りなおしましたところ20%ほど違っていました。
ご本人はずっとご自分の使っているテンションメーターが正確と思ってホイールを作ってこられたわけですが実際には20%も緩いテンションのホイールだったということです。
今は校正されたテンションメーターで作られていますのでしっかりと張られたスポークです。いいホイールをヤフオクに出品されています。
スポークテンションをぐっと握ってこれでよしといってもその数値が100kgfだとはなかなかいえるものではありません。
ではどうすればいいのでしょうか?
新しいホイールを持っている場合このホイールのスポークテンションに合わせるという方法があります。持っているホイールのテンションに近づける方法です。これですと調子のよいホイールに合わせていく方法ですので正確に100kgf、120kgfと知ることなくいいホイールができると思います。
あくまでパークツールのテンション換算表は参考程度にするということです。換算表は信頼できないということであきらめが必要です。
スポークを100㎏、120㎏で引っ張れる環境を作る。スポークをある場所に固定して下に重りをつけて引っ張る方法です。高いところにスポークを取り付け下から重りをつけてひっぱります。このような方法です。いろいろ考えられます。
パークツールのテンションメーターは正確かどうかわからないと理解しておかないといけません。手組ホイールを売りにしているショップが校正されてないパークのテンションメーターだけで作っているのでしたら要注意です。聞いてみるのがいいかもしれません。