32ホール前輪を作製しました

シマノ ティアググレードのハブを使い32ホールのホイールを作製しました。

スポークを通しテンションを上げていきます。振れ取り台に設置しました。

スポークを通し終わりました

以前ブログに書きましたが、スポークラインを整えます。数秒で済むことですがこれが大事です。

ドライバーを使ってスポークラインを整える

前輪ですので後輪のように右から左へテンション上げるのでなく左右均等にテンションを上げていきます。

サピムLaserのような細いスポークの場合ねじれを防ぐためにプライヤーなどで押さえながらテンションを上げるのがコツです。

プライヤーなしでは2cmくらいのテープなどをスポークにはると捻じれそうになるのがよく分かるので捻じれたら少しニップル回しを戻すという作業でテンションアップをしていく方法もわかりやすいやり方です。

先ずは縦ブレ中心に作業を進めます。縦、横と交互に振れを取るのですが縦ブレをしっかりとることが肝心です。

縦も横もきれいに取れてなじみだしも終わったところでチェックします。

この状態でも振れなく綺麗に回ります
強いところの隣は緩いので平均化を図ります
完ぺきではありませが均等化しています

綺麗に振れもなくホイールは回ります。各スポークのテンションを測ります。きれいにホイールは回っているのですがスポークテンションを見るとバラバラです。強弱、強弱と均等にはなっていません。ここを修正していくことが一番大事な点です。強いところを緩め弱いところを強めて均等になるようにするのです。テンションメーター―なんかいらないという人がいますが、私はいる派でして、メーターで測ると非常にわかりやすいです。

こうすることで長く乗っても狂いの出ないホイールに仕上がります。

 

完組で低価格なのによく回るが1年たてばぬるくなるといわれるのはこの点を怠っているからです。1本1本時間をかけてスポークテンションを均一化することを出来ないのが現実です。数が勝負ですので振れ取が最優先です。スポークのテンションはある程度揃っていれば良しとして出荷されているのです。テンションがばらついているので長く使えば狂いが出るのは当然です。それを要求するのならもっと高いのを買ってくださいでしょう。

ディスコンになりましたが低価格のシマノRS21なんかは本当にいいホイールと思います。上手にテンション調整ができたらの話ですが。

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