ホイールのバランス調整

ホイールのバランス調整は以前からいろんなブログで紹介されています。

私もホイールのバランスを調整していますが私にとってはおまじないだけかもしれませんがこんな方法でやっています。

時速35km以上の実力の人には効果が大いに体感できるのかもしれません。

振れ取台にホイールをのせてゆっくり回転させます。写真のホイールはアルミリムのホイールでリムジョイントはスリーブジョイントです。ジョイント部分の重さがホイールの回転バランスを狂わせます。この部分が重いので回転が止まるとジョイント部分が下になって止まります。

一円玉を用意します。1円玉は1gですのでジョイント部分の正反対側にバランスが取れるように一円玉を貼っていきます。今回のホイールでは7枚貼りました。つまり7gです。

1円玉を貼っていきます
7枚貼ってバランスが取れました

7g分鉛板を切ります

ここでゴルフクラブに貼るバランス調整用の鉛板を7g分切り貼り付けます。鉛は1枚300円くらいでした。

手軽にバランス調整ができます。お試しください。

チューブレスタイヤをインストール②

チューブレスタイヤの取り扱いについてバルブコアを外すのは簡単ですと書きましたが初めての方には何のことかわからないかもしれませんので補足致します。

 

私の場合はチューブレスレディーのリムですのでリムテープを巻きます。マウンテンバイクのホイールでは1回巻き、ロードでは2回巻きをいろんなメーカーでは勧めていますので私も2回巻いています。

 

バルブを通す時にテープに穴をあけるのですが千枚通しなどで突き刺せばよろしいです。

 

バルブコアは簡単に外せます。写真のコア外しを使うのですがプライヤーなどを使ってもOKです。バルブの栓のところを回せば楽に取り出せます。

コアは簡単にはずせます

よくネットなどの説明で石鹸水をつかうと書いているのですが別に使わなくても空気はうまく入ります。どうしてもうまくいかない場合は石鹸水を使うのもひとつの解決方法と思いますが通常はいらないと思います。

 

ポンプは大量に空気を出すことができるタンク付きのポンプが便利ですが別にこれでなくても普通のポンプでちょっと勢いよく空気を入れるようにすればうまく膨らんできます。

 

これからバルブのコアを外してシーラントを30ccくらい入れるのですが百均の化粧品用の注射器が便利です。小分けして入れていきます。少量ずつ入れていきますのでかえってシーラントが漏れてべとべとにならずに入れることができます。たとえ漏れても少量です。ゆっくりやればいいことです。

化粧品詰め替え用の注射器が便利

適量のシーラントが入ればバルブコアを締めて空気を入れます。少量の空気を入れて今度はシーラントがタイヤ全体に万遍なくいきわたるようにホイールを軽く回します。

 

タイヤ推奨の空気圧に空気を入れて終わりです。空気は漏れません。安心してください。今までのタイヤとまた違った乗り味です。これからはTLもいいかなと思われるでしょう。

 

紹介しましたやり方のポイントは百均の注射器です。昔チューブラーで高いヴェロフレックスをインストールしたときにシーラントを入れてみようと考え色々やってみましたがうまくいかず困りました。注射器で入れたら簡単なのにと思っていましたが当時は手軽に注射器なんか手に入らなくて結局諦めました。以来チューブラータイヤにシーラントを入れることはやっていませんがまたやってみようかなと思っています。

チューブレスタイヤをインストール

5年ほど前にチューブレスホイールを持っていてチューブレスに挑戦しようと思ったのですが何となく信用できなくて止めていました。主にメインはチューブラータイヤを使っています。しかしいろんな情報を調べるとチューブレスの進化は本物です。

せっかくチューブレスレディーのリムで組んだホイールですのでチューブレスで乗らないのではもったいないです。

こんな方法でやってみました。とても簡単です。食わず嫌いでした。

HUTCHINSON  INTENSIVE2  25mm
Velocity Tubeless Valve 35mm
  • テープは2回巻く
  • バルブは手で締める程度、プライヤーなどは使いません
  • タイヤをはめてポンプで空気を強く入れる。この時にビードがかかり普通にタイヤが膨らんできます。意外と簡単に空気が入っていきます。上手くいかなかったらもう一度タイヤをつまんでビードにはまっているか確認します。そしてまた一気に力強く空気を入れてみます。上手く膨らんでくると思います。
  • ある程度空気が入ったらしばらく置いといて一呼吸。
  • では次にバルブの空気を抜いてバルブコアを外します。小さなプラスティックのコア外しですがこれを使って簡単にコアを外すことができます。
百均の化粧品入れ替え用の注射器 シーラント
ゆっくりシーラントを入れていきます
  • これからシーラントを入れるのですがこれに困るのです。何かいい方法がないか考えていたのですがいい方法があります。百均で化粧品の移し替えの時に使う注射機を買ってきてこれでシーラントを入れるのです。百均の注射器は一回3mlほど入りますので8,9回繰り返してシーラントを入れていきます。少量ずつですのでかえって楽に入れることができます。
  • コアを再度ねじ込んで空気を入れなおします。
  • 空気をある程度入れた時点でホイールを軽く回してシーラントを万遍なくいきわたるようにします。これで完成です。
  • ビックリするほど簡単です。注射張りを使ったために手がべたべたすることありません。

チューブレスのホイールです。今頃なに言ってるのと言われそうですが意外とチューブレスで乗っている人少ないと思います。海外のブログを読んでいますとこれからはTLかなとも思います。チューブラー派の私もちょっと考えが変わりました。

ハイグレードかミドルか?②

アメリカのノヴェンバーバイシクルズ(https://novemberbicycles.com)というメーカーがサピムCXRAYとサピムLaserのスポークを使って風洞テストを行っています。

同じハブ、リムを使ってのテストです。

結果はCXRAYがLaserより1ワット勝った結果です。私はこの結果にびっくりしました。

いろんなホイールメーカーが使用スポークはサピムcxrayとアピールしています。

実際このスポークを国内で購入しますとcxrayシルバーは364円、Laserシルバーは111円です。約3倍値段が違います。スポークの強度を調べますと

Laserは引っ張り強度というか強度は1500N/mm2です。

http://www.sapim.be/spokes/butted/laserを参照願います。

cxrayは1600N/mm2ですので少し違います。

http://www.sapim.be/spokes/aero/cx-rayを参照願います。

スポークの形状についてLaserは丸です。このためスポークの捻じれが分かりにくくホイールのテンションアップに少し技術が要ります。cxrayのように扁平でしたらねじれがすぐわかるので作る立場としたらやりやすいのです。

強度に関しては1500と1600で見分ける人はいないと思います。長い時間かかってわかる問題と思います。

CXRAYは確かに優れたスポークで最強のスポークと言われるだけあると思います。

しかし1ワットの記事を読んで少し考えが変わりました。

ホイールを選ぶときにそれぞれ価格との相談で少々高くても少しでもいいものを欲しい人、いや価格や使う人の実力などのバランスですよという人がいます。

実際、風洞テストではその差は少しですがあるのです。この差は時速40km以上で走る人にとっては大きな問題と思います。

私は巡行速度を35km以上で走れませんのであまりスポークにはこだわっていません。

道具は長く使うものだから安いものを買えばすぐ飽きると先輩から言われたのですが、自分の実力が分かっていますのでここまで高くなくてもいいかなと思う時があります。

2.0/1.8/2.0mmのサピムRace、DTコンペティション

2.0/1.5/2.0mmのサピムLaser、DTレボリューション

扁平スポークのサピムCX-RAY

悩むところですがWheelBuildingの著者RogerMussonさんのメインスポークはコンペティションのようです。