今販売されているアルミニップルは7075アルミニウムを使っていますのでとても堅牢です。しかし強度的にはブラスの方が安定感はあります。重量の事を考えますと32hのホイールではブラスは32g、アルミでは10gで22g軽くできます。外周部で22gの減量は大きいとおもいます。
完組ホイールはブラスを使われていることが多いのはトラブルを避けるためと考えます。
いま販売されているアルミニップルは強いがブラスには劣る、ではどうすれば生かせるのかを考えます。
結論から言いますとニップルの頭部が残っていてスポークが短い場合注意が必要です。
アルミニップルの弱点をよく理解してホイール作りをおこなうが大切です。
赤の→ここで壊れる
「アルミニップルの逆戻りはだめ、一発勝負で作ること」と書いているフォーラムを見ましたが私はおかしなこといってるなと思いました。少しくらい逆戻りをしても今のニップルは強くてそんなことは気にする必要ないと思います。テンションの調整時には逆回りもありと思います。
アルミニップルの弱点はスポークが短い時に起こるのです。上、右図のようにスポークがニップル頭部のネジの最後の部分までスポークが回っている状態ではニップルは壊れません。ニップル頭部分までスポークのネジ部分が入っていますとニップルが折れることはありません。
スポーク長の計算するのに注意が必要です。
私の場合、
以前に書きましたがERDを測るときの準備する200mmのスポークにニップルを取り付けますがこのニップルのネジを一番深いところまで回してスポークを準備しています。



ERDを計算するときから長めのスポークになるようにしておけばアルミニップルを使っても問題ないスポーク長になります。スポーク長が小数点の場合切り上げします。例えば280.1は281でスポーク長を出します。
計算を間違ってアルミニップルの頭の部分までスポークが来なかった場合ブラスニップルにするかスポークをやり直しする方がいいと思います。今のアルミニップルは堅固な材料を使っていますので壊れにくいです。しかしスポーク自体がニップルの最後のネジ部分まで来ていない場合は経年変化で折れることが予測されます。十分注意が必要です。
私はまだ一度もニップルの頭が飛んだトラブルにあったことはありません。
- スポークテンションを揃えておけばニップルは緩み難い。
- ニップルのネジの最後まで回せる長さにする。つまり長めのスポーク長です。
この2つを守ればいいのです。軽量化につながるアルミニップルを使わない手はないと思います。