スポーク・プレップについて
写真のようにニップルの緩み止めに使われているのがこれです。アメリカのWheelsmithの製品です。こんなに小さいのに結構高いです。
なんで同じものが色違いであるのか、購入先でたずねられ最初わかりませんでした。
後輪のドライブサイドとノンドライブサイド、右側と左側とスポークの長さが違うので色を変えているのです。いかにもアメリカらしい発想ですね、と教えていただきました。
グリースを使う人もいます。これもよく使われる方法です。
クレの556をシュッと吹いてやっていますという人もいますね。
リンシード・オイルというのがいろんな海外のブログで出てきます。なんやろ、これ?と色々調べたら亜麻仁油なんですね。絵画の材料屋さんで販売しています。ボイルド・リンシード・オイルを言うオイルを買ってきて使ってみました。このオイルは空気中に長く置いておくと固まります。この性質を利用してプレップに使うのです。ホイールを完成した後時間がたつとこのオイルが固まりニップルの緩み止めとなります。
これは安くて一缶あればもう買わなくていいくらい長くつかえます。ニップルにつけすぎると後が汚くなるので少量でいいです。私は精密オイラーにこのオイルを入れてニップル部分に注しています。ネジの部分とリムとニップルが接触する部分と1スポークに2ヶ所注していきます。
結局、オイルは何でもよくWheelfanatykのRicさんはオリーブオイルでもいいと言っています。
各スポークのテンションを均一に張っていれば緩みを防ぐことができます。オイルでニップルの固着を防ぎ滑らかに回すことができればいいということですね。売り物ホイールを作っているところはうちはこれ使ってますよとshow-offするためにも使いますが高いスポークプレップでなくてもよいということです。