今回で3セット目のホイールです。リムを37.5mm高の波型リムでホイール作製のご依頼です。
スターラチェット方式のハブをご希望でしたので、eBayなどで容易に手に入るRyetのディスクハブを使っています。前回のホイールもこのハブを使いました。



リム 37.5mm高28mm幅 波型カーボンリム
ハブ Ryet ディスクハブ 24・24 スターラチェット方式
スポーク 前輪 wing21 ストレイトプルスポーク
スポーク 後輪 右ギア側 サピム CX-Sprint
スポーク 後輪 左側 wing21
ニップル DT SquorxPro ブラス
ストレイトプルスポークを使うホイールの場合正確なハブの計測が大切です。勿論jベントハブでも正確さが必要なのは同じことですが、ストレイトプルスポークを使うハブはスポークの穴部分にオフセット値があることが多いので特に注意が必要です。
リムは最近注目されている波型のリムです。リム穴はバルブ穴1個だけのチューブレス仕様です。バルブ穴からニップルを入れて組み上げていきます。組み立ての難易度は高いです。

リム内側にはニップル穴がありません。どのくらい強度が増すのかは調べたことがありませんが通常のニップル穴があいたリムよりは強度があるのは確かです。おまけにリムテープがいりません。プラス面ばかりのリムです。唯一マイナス面はホイール作製の作業が難しいということです。ユーザーさんにはとても良いリムと思います。
スポークは空力が良いwing21を使っています。剛性を高めるために後輪ギア側にはサピムのCX-Sprintを使っています。







出来るだけスポークテンションを揃えて出来るだけ振れが小さくなるように作製しています。このホイールで3セットになります。ご注文いただきましたカーボンホイールはそれぞれ性格が違います。ホイールは奥が深いです。