ニップルが300個足りない

部品取り寄せでトラブルが連続しています。

空箱の小荷物が届いたばかりですがまた品物不足の荷物が届きました。

左の黒色ニップルが300個不足でした

DTのSquorxProニップルを黒、シルバー各500個合計1000個注文していました。1000個といいましても小さな箱が2つです。たかがニップルですがこれがないとホイールが出来ません。とても大切な部品です。国内で買えるかといろいろ探しましたがアルミのSquorxProニップルは販売しているようですがブラスは国内で販売していません。どうしても海外から購入しないといけません。

ニップルが届きまして数を確認しますと黒が300個、シルバーが1個足りませんでした。空箱が届くよりはまだいいですが連続ですので本当にがっかりしています。

担当の人は相当疲労しているのではないかと思います。トラブルの連発です。

今回も写真を撮ってすぐに連絡しました。返事がきました。すぐに足りない分を送るとのことです。本日新しく出荷案内が来ました。また2週間ほど待たないといけません。 今回は一部の部品不足なので困りはしませんでしたが部品はいろいろ同じものでも分散して買うようにしたいものです。リスクが減ります。

空の箱が届いた

昔と違いまして今は海外の品物もクリック、クリックと簡単に買い物ができます。

自転車部品を海外からよく購入しています。イーベイ、アマゾン、自転車部品の通販会社などいろいろ日本国内では手に入らないものを探す買い物は楽しいです。いつも海外からの小包なので郵便局の配達の人と顔見知りになっています。

箱の中身はなく空の箱が届きました

初めて経験することなのですが空箱が届きました。発注しまして2週間、やっと届いたと安堵したときに箱が嫌に軽いのでおかしいなと思いながら開けたら、中身なしの空箱でした。驚きました。こんなことは初めてです。

すぐに写真を撮って発送元に連絡しましたが返事がありません。3回送りましてやっと返事が来たのですがまともな返事ではありません。嘘ついていると考えたのかもしれません。

4回目のメールで

こちらもお客がある。真面目なホイールビルダーや!どうなってるのや、ちゃんと返事くれないと困る!(もう少し丁寧ですが)というようなことを書きますと返事がきました。

わずかな金額だからといって泣き寝入りはしません。果たしてもう一度送るとのことでした。5日目の返事です。

海外通販では普通に届けばお気に入りが手に入りハッピーですが一度トラブルと大変です。

一度難儀したことがありましたがその時は代金決済会社に連絡すると書きましたらすぐに返事がきました。この手は使えます。

最近はECが発達しましたのでトラブルは少ないですが全くないとは限りません。トラブルはあるものということで買い物しないといけないです。

22mm高24mm幅アルミリム使用ディスクホイールの作製

長い間アルミリムが手に入らなかったのですが完全には戻っていませんが手に入るようになりました。久しぶりにキンリン社のアルミリムでディスクホイールを作製しました。

前輪716g
後輪840g

部品構成は

リム:キンリンXR22RT 24h  オフセットリム

ハブ:TNI REVOハブ

スポーク:WING21 黒

ニップル:ピラーDSN ブラス黒

リムは22mm高24mm幅のワイドリムです。約440gのリムで軽量ながら剛性がある優秀リムです。リムはオフセットリムを前後ともに使用しています。オフセットリムはハブオフセットを修正し左右のスポークテンション差を少なくします。約70:100のスポークテンション比率でスポークを張れますので駆動ロスを減らし効率のよい回転を得ることが出来ます。

ハブはいつもカーボンホイールで使っていますTNIのREVOハブです。スポークは空力の良いピラーwing21、ニップルをピラーのDSNニップルの組み合わせです。

部品不足で半年以上作れなかったのですがリムが手に入るようになりました。しかし今度は値上げの嵐です。アマゾンを覗いていますとシマノハブに定価以上の値段がつけられています。部品が手に入らないから値段が上がるのは理屈ですがちょっと割り切れなく感じています。

右カーボンリム  左アルミリム
右カーボンホイール 左今回のアルミリムホイール

一見カーボンホイールのように見えますがアルミホイールです。チューブレスレディーのリムなのでチューブレスホイールとしても使えます。価格は右のカーボンホイールの半分以下です。コスパがいいです。

リムテープとの相性が良いリムなので1回巻きで十分使えますが不安な方は2回巻きをされたら良いです。

テープ巻きが面倒という方も多いのですがチューブレスで運用されるとまた違った印象です。ホイールの面白さがよくわかります。

イタリア ミケのアルミホイールを購入

英国の通販からまた安いホイールを買ってしましました。

前輪962g 20hラジアル組
後輪1170g 左右2クロス組

重量は前輪962g後輪1170g 合計2132g と 重いホイールです。重いリム、太いスポーク、重いハブの組み合わせです。 前輪は20穴のラジアル組、後輪は28hの2クロス組です。ミケハブは気に入っていましてハブを転用できると思って買ったのですが残念ながら後輪ハブの穴位置が変則でした。購入時の写真で確認できなかったのです。うまく分からないように写真を撮っているのかなと疑っています。

ハブの穴位置が違うので通常のリムでは使えません。つまりリムは一般には販売されていない穴位置が変則なリムです。専用の穴あきが必要なのでこの特殊リムだけという制限があります。あとで転用できないハブ、リムなので勿体ないです。勿論カーボンリムを別注すれば穴の位置を指定できますので再利用できますが今のところそこまで予定はありません。

スポークは初めて見るスポークです。2mmの丸スポークを中央部から扁平にした変わったスポークを使っています。

スポークの総面積は前輪62.8㎟後輪87.92㎟合計150.72㎟です。仮にサピムのCX-RAYで組んだとしますとスポーク総面積が85㎟ですのでおおよそ2倍の面積です。これは強力です。ガチガチの高剛性ホイールです。

購入時のデフォルト状態ではスポークテンションが次のグラフです。

前輪 購入時のスポークテンション
後輪 購入時のスポークテンション

箱から出したホイールの振れはほとんどないのですがテンションばらつきは結構あります。これを修正すればホイールは変身します。調整手順は次のように行いました。

①なじみだしをもう一度しっかり行う。

前輪 一度各スポークに力を加えますと大幅にスポークテンションが下がります
後輪 一度各スポークに力を加えますと大幅にスポークテンションが下がります

②振れ取りのやり直し

購入当初からセンターは出ていなかったのでしっかりとセンターを出すようにします。

前輪 一度下がったスポークテンションを適切な値まで調整します
後輪 一度下がったスポークテンションを適切な値まで調整します

このような安価のホイールはストレス取りに機械でプレスする方法を行います。手組ホイールのきめ細やかな馴染みだしとは違います。プレス機で押し込むだけのなじみだしですので不十分な点が多いものです。再度手を加えて修正しました。3種類のグラフで見ますとよくわかります。

ミケのハブは使っているベアリングが大きいです。大きいベアリングが最大の特徴です。ハブ重量は軽量の台湾ハブより約100g重く、シマノ105やアルテグラよりも約100g軽いハブです。重量は増えますが回転が滑らかで丈夫です。

脚力ある人にはよい練習ホイールといえます。前輪20後輪28のホイールなのでテンション調整をしっかりして使うと良いホイールと感じました。安価です。重いホイールは走らないホイールではないことがよくわかると思います。

オールドホイールの分解

DURAハブを使ってカーボンホイール作製の依頼を受けました。お預かりしましたホイールのDuraハブを取り外してカーボンホイールに使うというご注文です。リムは発注しましたが一ヶ月以上入荷にかかります。

マビックリムのクリンチャーホイール Duraハブを取り出します

分解するホイールはDURAハブを使ったオールドクリンチャーです。ハブを取り出すことにしました。分解する前にどんな作りであったか観察しようと思います。

リムはマビックのリフレックス、ハブはDura7700前後32h、スポークは星スポーク#15#16の段付きバテッドスポークです。

前輪 緩いスポークテンション 
後輪 緩いスポークテンション 揃っていないのでスポーク折れしやすい

お預かりしたホイールはいつもスポークテンションを測っています。

ホイールは一見よくできたホイールでした。縦ブレはほとんどありません。横ブレが少しありましたが振れがあるというほどではありません。見た目はよくできたホイールです。ビルダーさんが組んだホイールです。

しかし残念なところは緩いスポークテンションにテンションが揃っていません。グラフを見ていただくとよくわかります。前輪は50kgfを下回り、後輪ドライブ側も80kgfです。

古いホイールですが出来たころはモダンホイールだったと思います。しかしこうして分解しますとよくわかります。ベテランビルダーさんが作ったホイールもじっくり調べると二つ改善点があります。ホイールは難しいです。

緩いテンション

緩いスポークテンションは駆動効率が悪くなります。リムは体重でほんのわずかですが地面の部分が凹んでいます。凹みを繰り返して回転して前に進むわけですがハイテンションでスポークを張れば凹みを少なくすることで駆動ロスを押さえるわけです。アルミよりカーボンリムのほうが軽量で剛性が高いので走っている時の凹みが少ないわけです。カーボンリムの優位性はこんなところにあります。リムの凹みを少なくするためにリムを壊さないところまで張ればロスが少ない訳です。しかしいくらハイテンションでも限度があります。頃合いのいいところで止めることも必要です。これが難しいところです。

揃っていないスポークテンション

クランクを回して伝わる力はスポークに伝わって前に進みます。各スポークには同じ力が加わり前に進むわけですがこのスポークの張りが揃っていないと均等に力が加わりません。強く引っ張られているスポーク緩いスポークなどあれば力がばらつきます。強く力が加わったりゆるかったりが原因でスポークが折れたりするわけです。引っ張りが均等であれば同じように力が加わります。こんな理由で均等に引っ張ることが大切です。

勝手に人様のホイールを検討するのは行儀が悪いと思いますが良いホイールを作るにはたくさん見ることも必要です。機会を得たことはありがたいことです。

このホイールではパフォーマンスを上げることはできないと思います。振れ取りはホイールの重要な作業ですが単に振れ取りだけでは中途半端なホイールになります。適切なスポークテンション管理が必要です。

Duraハブ HB-7700 FH-7700

分解してハブを取り出しました。DURAハブは美しいです。時代を感じません。このハブを使ったホイールは来月後半には出来上がる予定です。32hのフックレス・カーボンホイールは楽しみです。

当たりのレーシング3

カーボンホイールをご依頼いただきましたお客様より今使っておられるフルクラムのレーシング3のスポークテンション調整の依頼を受けました。

前輪678g
カップアンドコーン ストレイトプルスポーク
ハイテンションで仕上げています
けっして軽くない後輪
2:1組 左7:右14
ハイテンション 2:1組にしては左が低い ブレイシングアングル値が高いので横に強い

約10年使われているこのホイールですがほとんど狂いもなく4,5ヶ所触っただけです。非常によくできたホイールで感心しています。機械ものは当たり外れがありますが当たりのホイールと思います。

自転車屋さんに新しいホイールを考えていると相談しますと必ずゾンダかレー3ですねと返事がきます。それだけ信頼感のあるホイールですが今回チェックいたしましたホイールの仕上がりはなるほどよくできていました。

計測しますとスポークは2.0/0.95/2.2/2.0㎜の扁平スポークでした。面積的には2.09㎡です。前16本後ろ21本ですので総面積は2.09*37=78㎟です。

フルクラムのホームページでは乗り手の体重リミット109kgと書かれていますが最大80kg前後までの体重かなと考えます。スポーク数が少なすぎるのが理由です。

お預かり品の重量は前輪678g後輪928g合計1606gと決して軽くはありません。以前ゾンダ後輪を分解し記事にもしましたが恐らくリム重量も軽いリムではないと想像します。ハブも重いハブです。ホイールは軽いからよく走るというのではないことを証明しています。

レー3はとても良いホイールなのですが約半額以下でレー3に負けないホイールを作れますので私は買うことはないです。負け惜しみではありません。しかしあげるのでレー3かゾンダかと聞かれたらレー3を選ぼうと思います。仕上がりがゾンダより良さそうです。

理由は見た目がセクシーだからですが、勿論ゾンダも同じでカッコイイです。見た目も性能の一つです。

DURAホイールC35TUの調整

ホイールの振れ取り調整依頼を受けました。ホイールはシマノDuraホイールC35TUです。

C35TU 前輪645g
前輪スポークテンショングラフ バラつきがあります
C35TU 後輪742g
後輪スポークテンショングラフ  テンションにバラつきが目立ちます

前輪16h後輪21hです。後輪は左7本右14本の2:1組で作られています。

少し前の製品ですが今も根強い人気があります。チューブラーホイールはスポークのテンションダウンが起こりませんのでタイヤをインストールしてもホイールの状態が変わることはありません。チューブラータイヤは乗り心地が良く軽量です。外周部が軽くできますのでクリンチャーホイールが全盛の今もチューブラーホイールを好む人が多いです。

まだチューブラーホイールを試したことがない方はぜひご検討ください。パンク修理の苦手な方もミヤタのテープで運用すればクリンチャータイヤよりも手軽です。チューブラータイヤの高級品は非常に高価ですが価値はあると思っています。敷居が高いホイールではありません。

前輪ハブ スポーク穴位置が均等でない 肉抜き加工のスペースがとられています

このDURAホイールのハブはストレイトプルスポークを使っています。スポークは特殊で頭は平らにたたいてあるスポークです。DTのDicutホイールもこのタイプです。スポークの形状を変えることでハブのフランジ幅を広げているのだと推測します。前輪ハブの穴位置もよく考えられています。穴位置を均等に分割するのではない作りです。このため肉抜き加工を行なえるスペースを作って肉抜きの軽量化を図っています。

後輪ハブ  肉抜き加工で軽量化を図っています スポーク頭は叩いて平らにしています

このハブを見ているとホイールの作る手順を考えてしまいます。スポークを通すには軸を抜かないと通せません。いちいちハブを分解してスポークを通す手間を考えますと時間が掛かります。メーカーのホイール組み立て工程では仮組終わってからハブ軸を通すのではないかと想像しています。実際シマノのホームページで確認しますとスポーク交換にはハブ軸を抜くと書かれています。修理には厄介なハブですがよくできたハブと感心しています。

前から回すには3.75mm 後ろからでは5.5mmで回せます
ねじれを防ぎながらニップルを回すのにDTの道具を使っています

スポークのテンション調整にはニップル回しが必要です。ニップルの前から回すか後ろから回すかですがリムは穴ありリムなのでどちらの方からでも調整できます。私は後ろから行いました。スポークの回転を押さえてニップルを回します。

スポークテンションのばらつきを出来るだけ少なくして振れを最小にしています

振れ取りだけなら振れているスポークだけをニップルを回せばいいのですがせっかく調整するのでスポークテンションの再調整も行いました。つまりテンションを出来るだけ揃えることです。完成品のホイールなのですべてのニップルを回すわけではありませんが結構時間はかかります。テンションメーターで確認しながら行えば難しい作業ではありません。

調整がおわりました。付加価値は上がったと思います。

困った円安

最近の円安進行には驚いています。こんなに急に円が安くなってしまってこの先どうなるかと心配しています。

自転車の部品はほとんど海外からの輸入品です。国内で生産している部品に何があるのかと考えてしまいます。

シマノの部品もよく見ればマレーシヤや中国など海外生産です。115円から今は125円で10円上がっています。10%上がりました。これは大きいです。最近の国内通販価格も連動しているようで値上がりしています。以前に輸入していた部品も値上げしているのが目立ちます。

定番のカーボンホイールを昨年は8万円前半で販売しています。今年の初めは8万円後半です。今は9万円前後となっています。一気に値上がりしています。新聞の情報ではこれからもっと円安に動くとか、150円になるかもしれません。どうしようもないことなのであきらめるしかありません。

当方のホイールには定価はありません。部品代金+工賃です。ホイール価格は為替と連動しています。私の工賃は変わっていませんが為替次第で値段は変わります。

ダイナモホイールを使ってみました

先日作りましたダイナモホイールをクロスバイクに取り付けました。ライトはシマノのダイナモライトです。安価でこのシンプルさが気に入りました。点灯スイッチがついていませんのでライトはつけっ放しです。これも安全のためにはいいかなと思います。

ライトは昼もつけっ放し
ハブとスポークがシルバー

ハブだけを手回ししますと回り方が固いので大丈夫かなと思いましたが全くその心配は無用です。最初は回転ロスが生じるのかなと思っていましたがこれも思い過ごしでした。とてもよく回り快適です。

Vittoria zaffiro pro

タイヤはVittoriaのzaffiro pro trainingです。いわゆる普段使いの練習タイヤ、最安値のタイヤですが私にはこれで十分です。人様にはホイールはタイヤが大切といっていながら本人は安いタイヤです。ニヤッとされると思いますが上も下も試しています。用途に応じて今回は下にしています。

新しいタイヤは値段の高低関係なく気持ちがいいです。タイヤも鮮度なんですかね?しかしこれもすぐに慣れてしまいますが、zaffiro、いいタイヤです。コスパがいい。

このホイールのスポークはちょっと奢ってCX-RAYで組んでいます。たまたまカットしなくてもいい長さのCX-RAYが残っていまして、しかもシルバーでしたのでハブの色と合わせて組みました。これが良かったと思います。勿論サピムLaserを叩いて扁平にしたのがCX-RAYですのでLaserも同じ感覚で乗れます。

非常に楽ちんです。スポークがショックアブソーバーの働きをして地面からの振動を吸収してくれますので楽です。突き上げ感がありません。細いスポークで作り上げた多スポークホイールの良さがよくわかります。

このホイールはお客様に教えていただきました。教えていただきましたお客様はブルべのロングライド用にとオーダーいただきました。理由が納得できます。

ご注文いただきましたホイールのアイデアから私も作ったわけですがこれはお勧めです。私にかかりますと何でもお勧めですがこれはいいです!

疲れにくい、夜も昼も安全、電池の心配無用、ちょっとだけの優越感、少し高価になりますが総合点はとても高いホイールです。

46mm高ディスクホイールのインプレをいただきました

46mm高のディスクカーボンホイールをお納めしましたトライアスリート選手からのインプレをいただきました。以下いただきましたメールです。少し恥ずかしくなるくらいおほめいただきました。認めていただきましてうれしいです。

46mm高28mm幅ホイール

以下いただきましたインプレです。

先日、作っていただいたホイールのレビューです。

2回乗っただけですが、素晴らしいの一言です。

タイヤ:IRC FORMULA PRO TUBELESS RBCC 25c (前後)

・総評

まさしく万能。実用速度域でのベストな選択だと思います。35万円と言われても納得な感じです。

何よりも自分の体重や目的に合わせてセットアップされているという特別感(プラセボ)がやる気にさせてくれます。

・加速感

 まさに思っていた通りの感じです。スカスカ、ヒラヒラした感じが無く、しっかりと踏んだ力をダイレクトに地面に伝えてくれる感じです。

 特に8%以上の上りでぐっと力をかけたときの加速感が素晴らしいと思いました。

下りの加速感は60mmの方が明らかにあると感じましたが、トータルで考えるとこちらのほうが良いと思います。

・巡航性

45km/hぐらいまでの実用域の速度安定性も素晴らしいです。

それ以上になると下りは安定していますが、平地は60mmの方が安定していると思いました。しかし、普段はそこまでスピードを上げないので、レースもこのハイトのほうが良いかもしれないと思いました。

・剛性感

 私が乗っている限りではたわむことはなく、加速性、直進性、安定性の全てにおいて満たされています。踏み込み時のDiskの擦れもありません。

・TNIのハブ

小気味良いラチェット音でよく回ってくれている感じがします。こちらも満足です。

・横風

風速8m程度、突発的に風速12mの向かい風の中を走りました。フロントが風の流れに従うようになり不安定な挙動がありました。普段はTTで前乗りなのでフロントが暴れることはありませんが、ロードだとフロントの荷重が弱いので暴れるのかと思いました。こういうものかなと思える程度です。リムの性質だと思いますが、風の向きが切り替わってももう少しマイルドに従ってくれると良いかなと思いました。ZIPPのNSWだとならないのですが、ロードに履かせると違うのかもしれません。TT用を作成していただくことになった場合に参考にします。

以上

いいものを作ってくださり、本当にありがとうございます。

このインプレにはビルダーとしまして大喜びをしています。