昨日ホイールを完成させました。次のグラフを見ていただきたいです。後輪だけの説明ですがよくわかっていただけると思います。
完成時のグラフ
完成しました時はしっかりとスポークのストレスをとり各スポークもテンションがほぼ均一に仕上がっています。これだけ見ますととてもよくできていると思います。
再度ストレスリリーブ後
一日置いてみました。スポークのなじみだしをもう一度行います。私の参考書ではストレスリリーブと書かれています。ホイールの参考書は日本語で書かれた本は販売されていません。体系的にホイールのことについて書かれた参考書がないのでネットではいろんな人がいろんな経験をもとに発表されているのかもしれません。間違っている方法、理論が跋扈している感じがします。
話がそれてしまいました。
ストレスリリーブをもう一度行いました。このストレスリリーブですが私の方法は皮手袋をはめてスポークをぎゅっと握る方法です。両手でスポークを握って3,4周回ります。床にホイールを置いて踏みつけたりはしません。踏みつけるとジョイント部分を痛めることがありますので絶対やってはいけない方法です。
wheelbuilding 7thより
ストレスを取りました。スポークテンションがまたぐっと下がっています。もう一度締めなおして次のグラフになるようにしました。この時の注意点は少しずつ行うことです。一度にグイっとニップルを回すことはいけません。私は経験からこのぐらい締めるとこのぐらいテンションが上がるとわかりますのでニップルを回しますが一度にやってしまうことはしません。少しずつメーターで確認しながら行います。そんなに手間ではありません。
再調整後のグラフ
完成したときのテンショングラフです。これで出来上がりです。この間の仕事はそんなに時間が掛かっていません。少しの手間ですが完成度が違います。